映画・テレビ

2016年12月29日 (木)

映画:君の名は

正直、この映画は過去の映画のいいところを取り出して、映画にしただけと思っていた。

しかし、見初めてみると、過去の焼き回しとは、ちょっと違うことに気がついた。しかも、過去とは大きく違う、時間軸のズレという、全く予想していなかったことが起きている。これは、見ていて、全く予想しないことで、最初から最後までドンドン映画の中に引き込まれていく。このへんは、見事だと思う。男と女が入れ替わるって、過去にも映画化されているけど、こんな予測もできない映画にできたなと関心する。
設定も、東京と田舎なので、子どもころの切ない片思いとか、いろんなことを思い出させてくれる。
この主役の2人が純粋なぶん、なにか昭和の感じして、古きよき時代を思い出させてくれるのもこの映画が、ヒットする要因のような気がする。
けど、あの神社のシーンは、田舎ではよくあるのかもしれないけど、ちょっと現実離れしているように感じた。
あと、個人的には電車ですれ違うシーンで終わってもよかった気がする。
いい映画だと思うな。

2016年12月28日 (水)

映画:スターウォーズ ローグワン

仕事納めの日に、最終で見てきたのですが、この最終が吹き替え版で大失敗をしてしまいました。

噂では、帝国の逆襲を超えるか同じくらい素晴らしいできと聞いていたので期待した。
まずオープニングの本編のような始まり方でないのが、ちょっと残念。エピソード4の前とのこともあり、イオーク以外は、なんとなく見覚えのある人物や、機体が出てきて過去の映画を見ている人とっては、子どもの頃の思い出を、違う観点から見せてくれるような映画なので、見ていてワクワクしてくる。
残念なのは、最後の姫でしょうか・・・。なぜ、突然出てくる?あと、もう少しラストにつながるまでのエピソードももう少し詳しく見せてほしいかった。特に、主人公とその助けた反乱軍の親方とのエピソードは、断片的でもいいのでどんな過去があったか、見せてほしっかた。それと、父親の死があっけないのも残念かな。
使い捨てのスピンオフな映画だから、全員死んでしまうのも、ちょっとな・・・。繋がりがあるといえば、提督とダースベーダーとターキンくらいでしょうか。
たしかに、過去のスターウォーズの中では、帝国の逆襲の次に面白い映画だったかも。

2016年10月18日 (火)

映画:ソフィーの選択

子供の頃、この映画を見てトラウマになった。そして、この映画でいろんなことを学ばせてもらった。その映画を改めて見た。

今まで見た映画でこの映画は10本の指に入るだろう。そのくらい素晴らしい映画だった。子供の頃、気がつかなかった、細かい伏線やソフィーを演じた、メリルストリープの演技のすばらしさ。そして、監督の演出と脚本。正直、非のつけどころがない映画。

映画は、タイトルのままソフィーの過去と現在の選択のお話でソフィーがスティンゴへの告白によって、ソフィーの過去が次第に明らかになっていく。その告白が、少しずつ見ている側を裏切ってくれる。そしてソフィーは「何が真実なのか分からない。随分沢山の嘘を吐いたから。と言っている。この深い深い過去があるがために、スティンゴではなくネイサンを選択するソフィー。最後まで映画を見ると、ソフィーがなぜ、あれだけ酷い仕打ちを受けながらも、ネイサンを選んだのかわかる。この映画の素晴らしいのは、3人の主役の誰に対しても共感ができて、そして

映画を見終わっていろんなことを考えたけど、ネイサンがコカインや麻薬を使用していると言う話も、指圧療法の専門医に家まで送ってもらった話も、映像の中では一切ない。ネイサンの行動は何も映像としてはない。このあたりの演出も見事。見てる側がだんだんネイサンに対して何かおかしいのではないか?と感じる。ネイサンが、アウシュビッツに送られてどうやって生き残ったか?と言うわたりから、ソフィーに対しても。

最後の告白のシーンに出てくる女の子の表情と演技があまりにも素晴らしくと言うか、このへんまで映画を見ていると、もう映画ではなく、もう自分がその中にいるのか、ドキュメンタリーを見ているのかと錯覚すら覚えてくる。あのシーンは、ソフィーが声をかけなければ、3人とも助かったかもしれないし、3人とも焼却炉に送られていたのかもしれない。そして、自分が選択する箏によって、自分は死ぬまで想像もつかない苦しみを味わうことになる。母親としてどちらに愛情が・・・このへんもよくわかる。それは日本人でも西洋人でも母親としても気持ちがわかる。

これだけ素晴らしい映画は、この先見る箏ができるのだろうか思う。もちろん、娯楽作品として素晴らしいダークナイトなどはあるが、人間の深い深い内面をここまでホロコーストという題材をつかっているせいもあってか、トラウマになるくらい深い深い映画だと思う。

2016年10月11日 (火)

映画:レヴェナント 蘇えりし者

全く見る気がなかったけど、ディカプリオが悲願のアカデミー男優賞を受賞した映画でもあるし、アレハンドロゴンサレスイニャリトゥの作品とあって見ることに。

まず、この手の映画は過去にいくつも作られて、しかも大きなあらすじは誰でも予測できる。しかも、全く予想通りに話が進んでいくのにもかかわらず、観客を見事に映画の中に引きずり込む。そしてこの映画、誰が見ても「光」については、印象に残る映画と思う。テレンスマリックが「天国の日々」で日没の数十分に撮影された手法を利用している。テレンスマリックの場合、日によってその色が大きく左右される映像だったが、この映画は、色補正を行なっているのでしょうけど、全く違和感を感じなかった。

映画:エヴェレスト 神々の山嶺

子供の頃、植村直己のテレビ番号をよく見ていたせいか、登山の映画やドキュメンタリーが好きなので、かなり楽しみにして見た。

オープニングのジョージマロニーは登頂したか?と言う謎を含ませて映画が始まるだけでも、この映画がどれだけスケールの大きな映画か期待させる。しかし、最初のエピソードで登山家を撮影してるのが岡田くん。ここで、カメラマンが主役なの?と違和感を感じる。そしてマロリーの使用したカメラらしきものを巡り、阿部くんと知り合う。もうこのへんから期待できそうにないことを感じる。岡田くんが再度、カトマンズに行って、なぜこのタイミングで阿部くんが登山する?昔の彼女に出会って、決心がついたとか、観客には伝わらない。阿部くんの登山を撮影しようとする岡田くんも、阿部くんの登山に同行しようとするが、それだけ難関な登山になのに、ついていこうとするのも、はた迷惑な話であって、結局あのようになってしまっている。もしあれがなければ、もしかしたら登頂は成功したかもしれない。カメラマンにしても、登山家であるなら、その常識はわかるんじゃないの?そして、あれだけ体力を消耗しておきながら、下山までできてしまう。全く意味がわからない。
ここまでお金をかけておきながら、こんなにひどい脚本もないだろう?と言う映画。ここまでひどいと原作が悪かったのかな?とも思える。

2016年9月23日 (金)

映画:鉄道員

すみません、高倉健のほうではなく白黒映画のほうです。

子供の頃、この映画がとても良かったので、また見たいと思っていたのですが、レンタルにもなく、数十年がたち、やっと見つけました。
この映画、1人の子供の目線で家族というものを見せてくれる。父は厳格な鉄道員。娘は、好きではない男の子を身ごもってしまい、結婚するも、流産して夫婦中は悪くなる。息子は、仕事もしなで遊んでばかり。そして父親の運転する特急で人身事故を起こしてしまい、そのショックから信号を見落とし大惨事になることに。ちょうど、この時期に娘が昔の男と会っていることが父親に知れ、家庭が崩壊。そんな中、 ストをやぶり、列車を運転し、仲間から孤立し、家にも帰らなくなって、子供が探しだし・・・・と言うストーリー。
この映画、昔も今も同じような家庭の問題を抱えていたのだと感じる。その1つ1つのエピソードに何の違和感も感じない。そして、この何でもない話の1つ1つで、いろんなことを詰め込んでいるのも関わらず、脚本がしっかりしていることもあり、素晴らしい映画にしあがっている。
この子供がとても素晴らしい。たまに見せる、何を考えてるのかわからない表情。そして、娘と弟の愛情もとてもわかる。なんでしょう?大人が書いた、作った演出ではなく、ごく日常にある情景として見える。このへんの演出も見事と思う。
そして、最後に見せる母親の表情。幸せってこうゆう何でもない日常にあるんだと思わせてくれる。
素晴らしい映画。

2016年9月20日 (火)

映画:キリング・フィールド

数年前から、レンタルにあったら、また見たいと思っていたキリングフィールド。やっとレンタルで見つけました。

封切り時に見に行った時、あまりにも子供だったせいもあって、なんだかよくわからない映画。しかし前半の頭で整理できないくらいの早いテンポの後半の急にのんびりしたテンポに退屈な映画だと感じた。それから、数回見たけど、全くそんな感じがせず、どんどんカンボジアに自分が引きづりこまれていく。
この映画、B52の誤爆から話がはじまり、クメールルージュの虐殺まで描かれている。
まず、CGをつかわずこれだけの映像で見せてくれると、自分がその場所にいるように感じてくる。とてもセットだとは思えない。
この映画の助演男優賞を受賞したハインSニョールの微妙な表情は、見ている側を複雑な気持ちにんさせてくれ、どんどん映画の中に引き込まれていく。彼の人生が、そのままこの映画と同じことを経験してきたのだからなおさらなんでしょうけど。
数年ぶりに見て後半の1つ1つのエピソードが重い。プランを助けたクメールルージュの幹部に身を隠すが、万が一の時に自分の息子を預けることまで頼む。その子供も、なくなってしまう。生きるためにどれだけの犠牲の上になりたっているのかと。
そして、イマジンが流れる。このイマジンは、劇場挿入歌としてではなく、ラジオから流れてきている。私たちが、知ってるイマジンが流れている時代に、こんなことがあったという、現実。ラストエンペラーで溥儀がなくなったのも、自分が生まれる前後だった。そして溥傑は、まだ生きていた。
もう少し、私たちは、隣国の歴史を知りるべきだと思う。
こんな映画は、この先出会うことはそうないでしょう。
映画を観終わって「生きる」とは何か?と痛烈に感じる。

2016年8月14日 (日)

映画:酔いがさめたら、うちに帰ろう。

鴨志田穣原作の映画化。ここ最近、とても興味があって、彼の足跡をたどっている。古本屋で原作がなかったので、とりあえず映画を見た。

話は、アルコール中毒になって入院中でのエピソード。鴨志田穣の本は1冊しか読んでないけど、彼の性格をそのまま映画にすると、こんな感じになってしまうのは致し方ないとは思う。前半、酔って奥さんに罵声を浴びさせるシーンなど、もう少しリアリティをもたせた映像にしてほしかったかな。彼の小説には、戦場での話などはほとんど書かれてない。その書いてない深い深い闇の部分を、この映画の中に埋め込んで欲しかった。一見、明るく振る舞うけど、どうしょうもない苦悩みたいな・・・。原作は、この「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」でもいいけど、そのままではなく遺稿集に書かれている部分などを入れ込んで、この鴨志田穣という人物を掘り下げてほしかったか。
奥さんの西原理恵子の人柄も、この映画の中で描かれているのは、見ていて彼女の人柄には泣けてきます。最後のシーンで「一緒に生きるんだよ。これから」というセリフには号泣した。

2016年8月12日 (金)

映画:シン・ゴジラ

無性に映画が見たくなり、シンゴジラを見に行ってきた。

皆さんが言ってるようにエバンゲリオン版、ゴジラでした。こうしてこのゴジラを見てみると、映画はとてもリアリティがあり、前半はかなり映画に引き込まれるが、なぜかその勢いが後半減速してしまう。見ていて、素人かと思うような役者が出ていたり、何か日本政府の内閣面々が、あまりにも軽く冷めてしまう。それに、石原さとみの登場で違和感を感じてしまう。ゴジラをどう倒すのかと、そこに意識が行ってしまう。想像もつかないような倒しかたを期待していたが、この手の手段はもうやりつくしてしまったのかと思う。
見終わって時間がたつにつれて、庵野秀明は、エバンゲリオンの呪縛から抜け出すことができないのかとも思う。
たぶんですが、この映画、一昨年?庵野秀明が東京国立現代美術館で特撮の展覧会を開催している。ということは、この映画でもかなりのミニチュアを使っての撮影を行っているのだろうと思う。建物などそうだと思うが、かなりのリアリティがあり、違和感をほとんど感じなかったのが、素晴らしい。
今年の夏の映画では1番ではないかと思う。

2016年3月22日 (火)

映画:日本のいちばん長い日

予告編を見たときから見たいと思っていたけど、劇場で見ることができなかった。

まず、この映画が日本アカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞できなかったかと、そして山崎務が助演男優賞すらノミネートされていないことに違和感を感じた。そして、なぜ、本木雅弘が主演男優賞にノミネートされたのがわからない。
まず、136分の中に押し込むのは致し方ないにしても、もう少し上映時間を長くして、細かいところを説明してくれてもよかったのかなと思う。あまりにもテンポが早く、肝心な阿南の心情が読み取れない。正直、役所広司を使ったせいで、悪者ではないという先入観が入ってしまう。史実では、彼も賛否両論な軍人でもあると思う。強硬に玉音放送の会議で強硬な意見を言ってしまったのは、状況はわかるが、もう少し伏線というか、陸軍を抑えるのに本音と建前のエピソードをもう少し入れ込んで欲しかった。
途中途中で、東条英機が出てくるのも、とても緊張感があって、なぜ戦犯になったのかと思える。
阿南を中心に描いてしまっているせいもあって、仕方ないのでしょうけど、もう少し人物の相関を説明して広げて欲しかった。
あと、この映画の撮影なかなか良かったと思う。それと、セットもリアルな感じがして見入ってしまった。せっかくだから、ディレクターズカットで180分くらいのものを売り出してほしい。
個人的は、なかなか見ごたえのある映画でした。

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