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2016年9月

2016年9月23日 (金)

映画:鉄道員

すみません、高倉健のほうではなく白黒映画のほうです。

子供の頃、この映画がとても良かったので、また見たいと思っていたのですが、レンタルにもなく、数十年がたち、やっと見つけました。
この映画、1人の子供の目線で家族というものを見せてくれる。父は厳格な鉄道員。娘は、好きではない男の子を身ごもってしまい、結婚するも、流産して夫婦中は悪くなる。息子は、仕事もしなで遊んでばかり。そして父親の運転する特急で人身事故を起こしてしまい、そのショックから信号を見落とし大惨事になることに。ちょうど、この時期に娘が昔の男と会っていることが父親に知れ、家庭が崩壊。そんな中、 ストをやぶり、列車を運転し、仲間から孤立し、家にも帰らなくなって、子供が探しだし・・・・と言うストーリー。
この映画、昔も今も同じような家庭の問題を抱えていたのだと感じる。その1つ1つのエピソードに何の違和感も感じない。そして、この何でもない話の1つ1つで、いろんなことを詰め込んでいるのも関わらず、脚本がしっかりしていることもあり、素晴らしい映画にしあがっている。
この子供がとても素晴らしい。たまに見せる、何を考えてるのかわからない表情。そして、娘と弟の愛情もとてもわかる。なんでしょう?大人が書いた、作った演出ではなく、ごく日常にある情景として見える。このへんの演出も見事と思う。
そして、最後に見せる母親の表情。幸せってこうゆう何でもない日常にあるんだと思わせてくれる。
素晴らしい映画。

2016年9月20日 (火)

映画:キリング・フィールド

数年前から、レンタルにあったら、また見たいと思っていたキリングフィールド。やっとレンタルで見つけました。

封切り時に見に行った時、あまりにも子供だったせいもあって、なんだかよくわからない映画。しかし前半の頭で整理できないくらいの早いテンポの後半の急にのんびりしたテンポに退屈な映画だと感じた。それから、数回見たけど、全くそんな感じがせず、どんどんカンボジアに自分が引きづりこまれていく。
この映画、B52の誤爆から話がはじまり、クメールルージュの虐殺まで描かれている。
まず、CGをつかわずこれだけの映像で見せてくれると、自分がその場所にいるように感じてくる。とてもセットだとは思えない。
この映画の助演男優賞を受賞したハインSニョールの微妙な表情は、見ている側を複雑な気持ちにんさせてくれ、どんどん映画の中に引き込まれていく。彼の人生が、そのままこの映画と同じことを経験してきたのだからなおさらなんでしょうけど。
数年ぶりに見て後半の1つ1つのエピソードが重い。プランを助けたクメールルージュの幹部に身を隠すが、万が一の時に自分の息子を預けることまで頼む。その子供も、なくなってしまう。生きるためにどれだけの犠牲の上になりたっているのかと。
そして、イマジンが流れる。このイマジンは、劇場挿入歌としてではなく、ラジオから流れてきている。私たちが、知ってるイマジンが流れている時代に、こんなことがあったという、現実。ラストエンペラーで溥儀がなくなったのも、自分が生まれる前後だった。そして溥傑は、まだ生きていた。
もう少し、私たちは、隣国の歴史を知りるべきだと思う。
こんな映画は、この先出会うことはそうないでしょう。
映画を観終わって「生きる」とは何か?と痛烈に感じる。

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