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2015年8月12日 (水)

映画:ブロークバックマウンテン

無性に、この映画が見たくなってまた借りてきた。先に書きますが、同性愛者ではありません。子供の頃に、男に襲われそうになってから、トラウマなくらいです。それでも、この映画は、色んな面で素晴らしい映画だと思います。

2人の若者を軸に、描かれているこの映画。1人は、この過ちから人生を大きく狂わせてしまう。ただ、この時のイニスの感情がわからない。どんなに性欲があったても、自分ならそこで男としたいとは思えない。イニスの中では、封印していた同性への興味があったのだろうと推測する。そのエピソードと言うか、トラウマになった話も盛り込まれている。ジャックは根っからの同性愛者(2人ともバイセクシャル)それに対して、何も違和感を感じないので、負い目もない。
この2人の愛情のせいで、イニスの家庭は崩壊する。この時の奥さんの演技がとても素晴らしい。あの衝撃的な状況を見たときの目。そこから2人の関係が、狂い始める2人の演技は見ている側は、映像の中に引き込まれていく。イニスとジャックが別れて、イニスが突っ伏して泣く意味が最初わからなかったが、2人にしか解らない2人の関係なんでしょう。これは、同性愛者ではわからない複雑な感情を表現していたのかと思う。
そして、今回見ていてアンリーが素晴らしいなと思ったのが、最初見たとき、余りにもイニスとジャックとの関係とお互いの夫婦の関係だけで物語に引き込まれてしまったので気にならなかったが、イニスと長女との関係もこの映画は、見せてくれる。長女の父親に対する愛情を見せてくれる。
イニスとジャック。イニスとアルマ。イニスと長女。ジャックとアイリーン。ジャックとアイリーンの両親。この2時間強の話の中で、見事に人間関係と、1人1人の感情や個性を見事に映像化していたと思う。
前半は、かなり生々しいシーンがあるが、これはラストコーションでも人間臭さを出すアンリーの表現方法なんでしょうけど、後半は一転して、人間の感情を見せていく。
最後の長女が父親に結婚式に出席してとお願いするシーン。イニスは一瞬ためらったように感じる。そのあとに続く、ジャックのシャツを見るシーンに繋がっている。この2人の関係から長女との関係をどう読み解けばいいのか、まだわからない。長女より、ジャックの事を考えていたのかとも読み解ける。けど、式にくらいいけるだろうとも思えるけど・・・。父親として失格と思っていたのかとも感じる。
ハリウッドに行って殆どの監督は失敗する。アンリーは、ハリウッドで低予算で、これだけの映画をつくったのは、素晴らしいと思う。
10点満点で8点

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