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2013年12月30日 (月)

映画:永遠の0

こんな素晴らしい邦画を見たのは何年ぶりだろうと思うくらい素晴らしい映画だった。
まずは、原作にかなり忠実に作られていて、無駄もなくよくできていると思った。この手の映画でよく失敗する現代と過去の色というのかな、その違いと現代の映像に失敗することが多いと思うけど、この映画はギリギリの線でうまく映像にしている。原作を読んでいたせいなのか、現代と過去のバランスもとてもよい。映像も見事だし、特にゼロ戦に操縦してるときの役者の目線や、背後にうつる映像も素晴らしい。このへんは、空母の遠景にも艦船がみえているあたりの細かなとこもよく描いている。
岡田くんの宮部の演技は、もう少しとも思ったけど、それでも映画に十分にのめり込んでいく演技だった。とくに、ラストの空母に特攻していく身体を小さくして操縦桿を握っている映像は見事だと思う。田中泯の演技はほんと見事です。あの難しい役を見事に演じていたと思う。あと、橋爪功の演技も素晴らしいかった。祖母が戦後、ヤクザに助けられたあたりのエピソードを入れるのはとても難しかったと思う。

特攻を賛美してるのではという人もいるけど、この映画全体を通してみるとけしてそう思わない。宮部という、1人の若者がどのように戦争に巻き込まれていったのかという話で、これは第二次世界大戦で何百万人の人の話であると思う。わずか60年前に、わずか26歳の若者がこのような悲惨な戦争に巻き込まれていったという事実。彼らの上に、今の自分たちがいるということを、やはり忘れてしまっていると思う。
ラストの岡田くんのアップのシーンは、ただただ涙がでてくる。

残念なのは、最後に現代の零戦を飛ばすシーンは必要なかったように思うけど、それだけ現代と違和感があるというのも監督は見せたかったのかもしれない。あと、井上真央は大好きな女優さんなんだけど、大阪に行って、底辺の生活をしていたという割に、顔色がよかったのは、撮影日数や色々あったと思うけど、もう少しリアリティをだしてほしかったかな。一番残念だったのは、最後にかかるサザンの主題歌。これで、なんかせっかくの余韻を台無しにしてしまったる。

とにかく素晴らしい映画。

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