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2013年8月26日 (月)

本:零戦 その誕生と栄光の記録

本屋に行ったら、堀越二郎の本があったので購入してみた。雑誌で、大学で堀越二郎の講義を聞いた人が、講義で零戦の開発については一切触れない人で、著書にサインを求めたところ気さくにサインしてくれたと言っていた。

この手の開発秘話の本となると、どうしても専門用語が多くなり、話の半分も理解できないで読み終えてしまう事が多いが、この本は、かなり解り易く書いてある。と言うか、ここまで解り易く書いてあると、その設計開発が身近に感じてしまう。もちろん、飛行機の構造を知らないとわからないところもたくさんある。そして、この人は小説家でも成功したのではないかと思えるくらい、文体が読み易く、一気に読めてしまう。
少なくても、映画「風たちぬ」のような人間ではなく、やはり技術者だったんだとよくわかる。
戦後、25年たって書かれた本だが、今でも非難のまとの防弾燃料タンク、防弾板、防弾ガラス、自動消化装置とパイロットの安全性について言われている。この事に関して海軍の仕様になかったと堀越二郎の説明が書かれている。配備されて、向かうとこ敵無しの零戦も、ラバウルのあたりから、熟練パイロットがどんどん亡くなっていってしまった。それに、開発期間も、アメリカに比べて長く、改良しかできなかったなど、誰の責任と言い切れないと思う。
そして、彼も戦争被害者であったのがわかる。もの凄く、苦悩したんだと思う。
零戦は最後には神風特攻隊に使われた。約4000人の人間が特攻していった。戦艦大和もある意味特攻で3000人の人間がなくなった。あまりにも神風特攻隊が・・・なんて書いたらいいんだろう・・・。けど、陸軍も玉砕と言う恐ろしい事をやっている。
神風特攻隊の創設者と言われている大西瀧治郎氏だが、ウィキペディアなんかで調べると、そうゆう意見もあったが、その時期ではないと反対をしていたとある。結局、彼は終戦の次の日自決してしまう。
爆弾抱えて特攻して、戦果のあったのも最初だけだったらしい。なんで、特攻しか思いつかないのだろうと。あれだけ素晴らしい戦闘機を開発する能力があるのならとも思うし。
堀越二郎は、亡くなるまで苦悩したと思う。
追記
書くのを忘れたので追記。堀越さんの本を読んでいて思ったのが、この三菱と言う会社が素晴らしいと思った。そして上司にしても社員にしても会社にしても恵まれていたんだなと思う。そして、海軍の人達も。
なにか、戦争当時の本を読んでいる気がしなかった。

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