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2013年5月16日 (木)

本:挑めばチャンス逃げればピンチ

住友銀行、アサヒビール社長後、経団連副会長、経済戦略会議議長と歴任した樋口広太郎の自伝。樋口広太郎氏の本は、これで2冊だが、テンポがよくとても読み易い。住友銀行時代からアサヒビールでのエピソードの中で、成功談だけではなく、失敗談を多数書かれている事が、読んでいてとても参考になる。以前に樋口広太郎氏の「前例がないだからやる」と言う本を読んだ時に、クレームこそ財産だと言う事を学んだ。この本でも、マイナス情報こそ宝だと書いてある。しかしそのマイナス情報ほどトップには入りづらい。それを、トップに入る仕組みをつくる。そして、その情報を、パートを含めた全社員に伝える。そうする事によって、全社員が同じベクトルに向かう。樋口広太郎氏がアサヒビールに入社したときに、頑張ろうと言うと、社員からお前もなと言われたエピソードが書かれている。普通であれば、上司から酷く怒れるて、常識のない社員と思われるが、樋口広太郎氏は、こうゆう何でも言える会社をプラスとして見るのは、素晴らしい人間性でしょう。
どうしてもアサヒビールでの成功の話ばかりかと思ってしまうが、住友銀行時代のエピソードは、実際にこんな事があって乗り越えて行った人だと思うと、恐怖すら感じる。磯田一郎頭取にイトマンへの融資で意見を言ったら磯田氏が樋口氏にガラスの灰皿を投げつけたと言う話があるが、この本を読んでいると、銀行と言う世界はどれだけ壮絶で、樋口氏がどれだけ意思を持った人なのかわかる。見た感じ、とても優しそうだが、間違ってると思ったら、歯に衣を着せぬ言い方をしたんでしょう。それによって、失敗した話、それよって意見を聞く、意見を言うと言う重要性も書いてある。
「早めの損切り」の話にしても「そこをなんとか」の話にしても、本や、経験からどれだけの事が学べるかを教えてくれる。そのためには、芸術を見たり聞いたりする事の重要性を教えてくれる。
この本は、ここ数年で読んだ本の中で1番読み応えがあった。

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