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2012年5月16日 (水)

本:謎解き伴大納言絵巻

あまりにも難解で、数ヶ月もかかって読み終えた本。まず、この本を読むには、伴大納言絵巻を横に置いて読んでいないと、この本の内容を理解できないと思う。また、伴大納言絵巻をまったく見たことがないと、殆ど理解できないと思う。ちゃんと、図などで説明してくれるけど、全体を把握しないとわからない。
この伴大納言絵巻を絵巻として、読み解いていくあたり、推理小説を読んでいるような感じもする。ただ、過去の謎解きをおこなった人を痛烈に批判していくあたり、読んでいてちょっとうんざりしてくる。しかし、理論的に1つ1つ読み解いていくのは、納得できる。特に、なぞの人物が誰であるのか?ということ、読み解いていくあたりとても納得できる。
作者も最後に、この絵巻の謎解きは始まったばかりと言っているが、まだまだなぞはあるんだろうし、この作者の推理は1つの見方として10年後100年後違うかも知れない。
個人的に思うのが、なぜもともと1巻だったのが3巻に分かれたのか?とか、あえて、絵を削りとったような部分もあるし、なぞの人物のあたりと枕詞がなくなっているあたり、なぜなのかと思う。この作者は、あくまでも絵巻としてみて推理してるので、そうゆう結果になったと思う。それはそれで納得できる。けど、なんらかの理由で分断されて欠如されている部分は、なぜなのかと、絵が削り取られている部分は、なぜ?と思う。政治的な何か理由でもあったのかなと考えてしまう。
なかなか、読み応えがあった。

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