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2011年8月27日 (土)

本:片眼の猿

直木賞を受賞した直後、古本屋で道尾秀介の本がなかったが、ここ最近、ポロポロとでてきた。その中で、この本が面白そうなので、読んでみた。
帯に「だまされた!と叫ぶ快感」を書いてあるので、ラットマンのような大どんでん返しでもあるのかと期待して読んでいた。たしかに、疑いながらも読んでいても、こうなるとは思わない展開で、ここは裏切ってくれるだろうと思っていても、それは見事に読者を裏切ってくれるんだけど、読んでる読者としては、それ以上の展開を期待してしまう。そのせいもあって、こいつも、あいつも怪しいと思ってしまうが、やはり登場人物は、これしかいないので、その中で、このへんかなと思ってしまう。ただ、やはりトリックはわからない。
秋絵との関係が、この話にもう少し深く関わってほしかった。けど、全くと言っていいほど「今」とは関係ないのは、見事に裏切ってくれるんだけど、せっかく張った伏線が、あのくらいの繋がりでもてくるのは残念。
1番残念だったのが、三梨が、冬絵に黒井楽器に調査を頼んで、それをOKしてしまうのが、わからない。三梨が1人で入っていけばいいと思うんだけど、なんで冬絵に頼む必要があるの?それで、その仕事を受けてしまう冬絵もたいした疑いもなく受けてしまうのがわからない。最初に、そのへんの関係があるから、なんか、読んでいても、ちょっとと思ってしまう。
それと、せっかく四菱との関係ももう少し掘り下げてほしかったかな?バーのマスターの言った、冬絵と付き合うとよくない事が怒ると言うのも、どうかなと思う。わかっていて、おきてしまう話だし。

ただ、この本の裏帯に「トリックがテーマと分かちがたく結びついている事に感嘆してください」と書いてある。この本の冬絵と秋絵の「片眼の猿」の意味の他にまだ大きな何かが隠されているのかな?読み解けてない何かがあるのかも。また、ちょっと時間があったら、読んでみようと思う。

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