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2011年4月 6日 (水)

本:「はやぶさ式」思考法 日本を復活させる24の提言

この本、なかなか凄いです。自分が何でこうなったのだろう?とか、どうしたらいいんだろうと言う事を、端的にまとめてあります。それにしても、この著者の川口さんの思考は、とても素晴らしいです。なんで、ここはよくて、ここは駄目なのかと言う事を、とてもわかりやすく書かれています。記者会見での失敗や、過去の実験の失敗も、すべて隠さず書かれている。

これは、本当に「はやぶさ」の話だけど、 自己啓蒙的な部分もあるけど、ビジネス書としても十分に役立てられる本だと思います。物の考え方を、とても納得できるように説明されています。イトカワでの採取したあとの、容器をカプセルに入れるか入れないか?の問題に対して、2度採取を考えるあたりの思考は、とても凄い事だと思う。たしかに技術者としての1面も見えるし、現実もちゃんと見据えてる。これを冷静に考えて冷静に判断する。とあるテレビ番組でも言っていたけど、制御不能になったあとの、モチベーションを如何に下げないか?と言う事を考えるあたり。過去の失敗があったからこそ、ただの失敗で終らせないで、全力を尽くす事によって運も開けるんだと思う。運って、人一倍努力した者だからこそ、与えられるものだと思う。ある意味、運とか奇跡なんでしょうけど、これは川口さん含めてエンジニアの力の結晶なんでしょう。今の日本の社会にしても、会社にしても、全員で色んな事を考えればきっと素晴らしい世界にあると考えさせれた。
何より、この人が凄いと思ったのは、この「はやぶさ」をまず一般公開したと言う事でしょう。普通は、ここまで話題にもならないでしょうし、それに、それを研究者だけに使われてから、一般公開されるのでしょうけど、たしか、回収かれてから、すぐに公開されてものすごい人が見にきたとニュースになっていた。そのあとに「はやぶさ」を解体して、イトカワの微粒子を回収したとなっていたはず。最後に、この事業仕分けで、JAXAの情報センターが閉鎖される事になって書かれていたけど、子供に、どれだけの物を興味を持たせてあげれるのか?と考えると、赤字でも必要な物は事業仕分けする必要がないと改めて思った。まだ、熱が冷めない間に「はやぶさ」を展示して、少なくても、大人も子供も、とても夢を抱いたと思う。そして、日本の物づくりはまだまだ捨てたもんじゃないと多くの大人も感動した事でしょう。何より、これから宇宙に対して興味を持った子供達がどれだけ増えた事でしょう。これこそ、プライスレスでしょうね。

110406


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