« 映画:さらばわが愛 覇王別姫 | トップページ | 腹痛 »

2011年3月20日 (日)

TV:ETV特集「思い出の街が甦る 写真家井上孝治の世界」

なんとなく見ていたら、最初の数分で、この写真家の写真に魅せられてしまった。こんないい写真を撮るのに、この井上孝治と言う名前は知らなかった。福岡のとあるデパートの広告に使われて一躍有名になった写真家らしいけど、没後何年もなってからの話。
土門拳も下町の写真を撮ってるけど、土門拳より人情味がある写真のような気がする。なんで、日本から評価されるんじゃなくって、海外から評価されてしまうのかな?と思う。これだけの写真撮ってるのに、どうして評価されなかったの?って思う。
井上孝治さんは聾唖者という話だけど、雑音が聞こえないだけ、それだけ集中力もあったのが写真からわかる。街頭テレビを見ている写真にしても、七輪で火をおこしてる、写真の構図なんか絶妙だと思う。犬の写真なんかは、代表作の1点だと思うけど、娘さんが、この写真を見て涙が出てくると言うけど、なんだろう、本当に涙が出てくる。なんでかな?もう、あの故郷のあの時間はもう戻って来ない「時間」なんだろうなと思う。あそこに犬が居なかったら、何でもない写真なんだよね。あの静寂な世界を犬の後ろ姿が、自分に置き換えていたんだろうなと思う。

先日、池上彰の本を読んでいて、辻井さんの事が書いてあったけど、なんで日本人は、障害者と言うだけで、そこで線引きをしてしまうのかな?と思う。
この番組でも、井上孝治に写真を教えてくれた人が、写真教室を開いている映像があったけど、ここで、聾唖者は、耳が聞こえない分、健常者と同じなんですと言っていた。違うよ。健常者なんかより、ものすごい感性があると思う。1つ足りない分、計り知れない、すごい集中力と、感性があると思う。それは、健常者には無理な写真。ここでも聾唖者と言うだけで、そこで線引きされてしまう日本のこうゆう世界が嫌い。
芸術家が、どんなに悪人でも身体に障害があろうが、芸術とは関係ない事だと思う。

« 映画:さらばわが愛 覇王別姫 | トップページ | 腹痛 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200917/51274954

この記事へのトラックバック一覧です: TV:ETV特集「思い出の街が甦る 写真家井上孝治の世界」:

« 映画:さらばわが愛 覇王別姫 | トップページ | 腹痛 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31