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2011年3月20日 (日)

映画:さらばわが愛 覇王別姫

何故か、急にレスリーチャンを思い出して急に見たくなって、夜中から見始めた。
たぶん、今まで見た映画でベスト5に入る映画だと思う。何回見た事か・・・。何度見ても、やはりこの映画は素晴らしい。今回見て気がついたのは、カメラワークもかなり計算して撮ってるのがわかる。シンメトリーに撮影して見たり、普通のカメラマンでは発想しないような構図で撮影されている。
中国史の中で1番、時代が変わっていった歴史という巨大な見えないものに、翻弄されていく3人を京劇を通して見事に映画にしている。第二次世界大戦、国民党時代、四人組、文化革命時代。裏切り、友情、愛情、生と死。とにかく、素晴らしい映画。
子供の頃の話だけでも1時間も丁寧に撮影して、同性愛とは違う何かをティエイーがシャオロウに対して抱いていた気がする。男しかいない中であんな風に育てば、あんな風になっても、おかしくないと思う。純粋な同性愛者と言えば、そうかも知れないけど、そうじゃない気がする。
チューシェンの生き方が、とても切ない。あれだけ、ティエイーに対してして何かと気にかけてあげるのは切ない。最後の最後まで、ティエイーの宝物としていた、刀をティエイーに渡す。最後に何か言いたげに2回振り返るシーンは、何だったんだろうと思う。さようなら?なのかな?なんか、違う気がする。日本軍から、シャオロウを助けたときも、ティエイーの事を気にしてる。
人間は、どんなに辛くても生きていかなくちゃならないんでしょうね。この映画は、生きていくと言うことは、大変な事であって、自分ではどうにもならない事ばかりの連続だと言うことを言いたかったのかも。
最後の最後に、ティエイーは、シャオロウと12年ぶりに再会して、覇王の為に自殺してしまう。やはり自分は、虞姫にしかなれなかった。だい部分の普通の人間は、シャオロウのような人ばかりだと思う。そして、自分の事を優先してしまう、ティエイー見たいな人間と、相手の事を考えて自分の事より、大事な人の為には、自分がどうなってもいいと言うチェーシェン。
考えてみると、何年ぶりに見たんだろう・・・。当時は、ティエイーの生き方を見ていたけど、この年になって見ると、ティエイーより、チューシェンの生き方を見てしまうのは、自分が変わったから?
やっぱり何度見ても、この映画は見事だよな。3時間弱もあるのに、全然、長さを感じさせない。印象に残る、シーンがいっぱいある。

チェンカイコーって、これ以前の作品はレンタルにどんなに探してもない。その後の作品は、駄作ばかり。北京のバイオリンも花の影も始皇帝暗殺もどれもいまいちと言うか駄作。花の生涯〜梅蘭芳〜は見たいけど、レンタルにない。

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