« 映画:ヒアアフター | トップページ | 病院 »

2011年3月14日 (月)

本:ラットマン

今年、直木賞を受賞した、道尾秀介の本。さすがに、受賞直後とあって、古本屋に行っても、なかなか、無くてやっと見つけた本。
この本の前半は、めちゃくちゃ面白い。あまりにも面白くって、中盤まで一気に読んでしまう。何より、1つエピソードが、それだけで終わらなく、確実に何かに繋がっていく。しかも、伏線の張り方が、めちゃくちゃうまい。読者が、想像しそうな方に、伏線を張っておいて、その通りになんとくなく話は進んでいくけど、見事に裏切ってくれる。その裏切り方は、ただただ御見事。
けど、1つ思うのが、ここまで前半の面白さが中盤のある事件から急に中だるみしてしまう。せっかく、ここまで伏線を張りまくって、興味をどんどん読者に埋め込めるだけの力があるのだから、このへんももう少し、一気に読ませて・・・いや、読んでしまった。だらだらと書いてあるけど、あるところから、二転三転としていって、一気に読み終えてしまった。

そうなんだよなぁ・・・。最初に疑う人には、動機が納得できないんだよね。もし、そのままだったら、納得できなかったと思う。男って、別れた女に対して、いつまでも未練があったり、一度でも身体を交えた人に対して、なんかこの小説のような感情がある気がする。それは、何故か、30すぎてから、へんな感情を持ってしまう。だから、そのあたりも納得できる。
数ヶ月前に、情熱大陸で、道尾秀介の事をやっていたけど、今回直木賞を受賞した本の、あるところで三ヶ月考えたような事を言っていた。読者が納得できるような本じゃないと、個人的には読んでいても、時間だけかかってしまう。そのへん、とてもうまい作家だと思った。 二転三転として面白いんだけど、全く感動しないって言うのもなんか不思議な本。

こんな本を読んでいたら、毎日読んでいたら寝不足になってしまう。さて、また古本屋さんに行って道尾秀介の本を探しに行こう!

« 映画:ヒアアフター | トップページ | 病院 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200917/51122949

この記事へのトラックバック一覧です: 本:ラットマン:

« 映画:ヒアアフター | トップページ | 病院 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31