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2010年12月20日 (月)

本:永仁の壷

だいぶ前に、読み始めたけど、なかなか確信に入ってこない本だったので、投げていたんですけど、思い切って読み終えました。こちらの永仁の壷の本は、村松友視の方です。
「本物でなければ、贋作なのか!」と言う、このへんから、一般的な見方と違うのがわかる。どうしても、加藤唐九郎が加害者で、小山富士夫が被害者と言う感じがする、永仁の壷事件。
正直、この本はかなり複雑な内容です。永仁の壷の話と、この永仁の壷にどうして筆者が興味を持ったかと言う話と、書きかけだった小説の話と、複雑に絡みあっていきます。こうして、見てみると、加藤唐九郎が、どうして、このような事件をおこしたのか?と読み解いていくと、納得できるところもあるけど、納得できないところもある。加藤唐九郎も、もう少し起こしてしまった事件に対して、もう少し説明があってもよかった気がする。小山富士夫も、黙秘したあたり、何か意味があるようで、ないような気もするし。
少なくても、加藤唐九郎のした仕事は、陶磁史研究家としても素晴らしいと思うが、どこまで本当なのかと言うのも正直なところ。それでも、人間国宝までのぼりつめたのは事実。この本にも書かれていたけど、人間国宝になる基準と言うのも検討が必要かと言う問いには納得できるものがある。
結局は、この本を読み終えても、何が真実なのか見えてこない。ただ、自分が「真実」を言うのは、いつも闇の中なのかなとも思う。

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