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2010年12月29日 (水)

映画:潜水服は蝶の夢を見る

以前から、見たいと思っていた映画だけど、どう考えていても重そうな映画だったので、今、こんな映画を見てはまずいと思っていたので、なかなか見る事ができなかったけど、やっと見る気になった。
とてもとても、絶望的な話なのに、なぜかこの人のポジティブさと言うか、すべてを受入れていく生き方にとても真似できないと思った。死にたくても死ねない。自分なら、けして前向きにはなれない。植物人間と言う言葉に対して、異常なくらいに怒るあたり、生きてると言うことの意味を教えてくれる。
とにかくこの言語療法士の素晴らしいさには、ただただ脱帽です。どれだけ、この絶望的な状況の患者と向き合って、どれだけぶつかりながら、やってきたのかと思う。そして、こんな無駄かと思った事が、本を書き上げるまで、どれだけの単語をつなぐため、どれだけ瞬きをしたのかと思う。
撮影方法も、御見事です。最初は本人の目線から始まっていて、見ている側が本人として、だんだん、それを客観的になっていく。このへんの手法はとてもうまいです。誰にしても、同じような状況になってもおかしくない。ただ、その状況をどう受入れていくかなんでしょう。「余命一ヶ月の花嫁」の長島さんも、ただ毎日の何でもない事の1つ1つが、とても素晴らしい事なんだよと教えてくれる。人間は、絶望的な状況になって初めて、健康な人たちに色んな事に気づかせてくれる。けど、本当の絶望的な状況は、忘れてしまうし、頭ではなんとなくしか理解できない。心がどれだけ辛いかはわからない・・・。

一生は、死ぬ間際に自分が何をしてきたかと言うことなんでしょう。この本が出版されて3日後になくなった。きっと、このジャン=ドミニク・ボビーが伝えたかった事はこの本にすべて書かれているんでしょう。いつか読んでみようと思う。

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