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2010年10月 1日 (金)

映画:悪人

予告編を見ても、前評判もかなりよいので、久しぶりに日本映画を見たいと思った。
この映画、まずは深津絵里の演技と言うより、声が印象的だった。微妙な人間の心情をとてもうまく表現していたのは見ていて怖くなったくらい。モントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞したけど、このへんも評価したとなると、恐るべし外人と思った。ただ、妻夫木聡は、こうゆう繊細な演技を要求されてくると、どうも感情移入できるような演技には見えないのが残念。黙っているシーンでも、その間を演じてほしかったかな。ただ、この映画、深津絵里を初め樹木希林の演技も見事だったせいもあって、仕方ないのかも知れない。
個人的に、とても残念なのが、この人が何故人を殺す動機が、あのくらいで殺してしまうのか?と思うと、どうしても感情移入できない。もしかしたら、監督は、今の若い人はこのくらいの事で殺人を犯してしまうと言う意図で製作したのかもしれないが、そうだとしたら、もう少し説明がほしかった。殺された女の子が、もっともっと非情であれば、納得できたのかも知れない。
この映画で、一番印象に残っているのは、樹木希林が病院に行って帰ってくるシーンでしょう。心の中で、帰っちゃ駄目だよと思っていても、あのおばーさんは、現実から逃げないで向かっていくのが、印象的だった。
最後のシーンは、なんの説明もないけど、うまいと思う。すべての罪をかぶろうとする意味を説明なしで映像で見せてしまうのは、お見事。

一番残念だったのは、灯台で夕日を見せるシーンかな。全然綺麗じゃなかった。

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