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2010年1月 1日 (金)

映画:スラムドッグ$ミリオネア

2010年最初の映画は、この「スラムドッグ$ミリオネア」。「トレインスポッティング」で評価されて、そのあとの「ザ・ビーチ」で酷評されて、また「28日後...」で再評価されたダニーボイル監督のアカデミー賞作品。個人的にはこの監督はとても評価されているけど、自分の趣向には今一歩合わないのが正直なところ。「トレインスポッティング」あたりなんでこんなに評価されているのかと思ってしまうし「28日後...」も何だか、ぼーっとしている間に終ってしまうし。「ザ・ビーチ」は原作がかなり面白いと言う話で、前評判も高かったのも関わらず面白くなかった。
この「スラムドッグ$ミリオネア」は、拷問シーン、クイズ番組のシーン、子供の頃のシーンと3つの時間が交差しながら話は進んでいき、3人の人間が軸となってすすんでいく。インドと言う国の貧困層の子供が最後にはクイズ番組で全問正解するんだけの話なんだけど、脚本がうまいと思った。これがあったから、この問題がわかると言う繰り返しにはしないで、編集作業で観客には飽きさせない見せ方をしているなと思った。この兄弟2人も、最初は生きる為に犯罪に手を伸ばしつつも、生きる事の素晴らしさを見せてくれる。ただ、ラティカと言う女性をめぐる一件で、ジャマールは明るい世界で生きる事になり、少しずつ暗い世界で生きる事になった兄を、もう少し深くえぐっていってほしかった。それと、子供の頃の貧困の厳しさを犯罪までして生きていかなくってはならないと言うより、もっと違うように見せてほしかった。けど、どんなに大変でも生きる事って素晴らしいとか逞しく生きる兄弟を見せたかったのかなとも思う。このへんが弱いせいか、なんか娯楽作品になってしまった感じ。けど、映画としては、とても面白いし、いい映画だと思う。

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