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2009年4月 2日 (木)

ラスト、コーション

監督 李安
製作 李安 江志強(ビル・コン)ジェームズ・シェイマス
脚本 王蕙玲(ワン・ホイリン)
出演者 梁朝偉 湯唯 陳冲 王力宏

昨年、アンリー監督と言う事もあって東京では話題になったようだけど、札幌でいつ公開されていたのかよくわからない状況だった。封切り後、小さい映画館で上映されていたので見に行こうと思ったらなんと18禁でした。気がついてみると、アンリーの映画って、結構見ている。とにかく幅広いのには驚きです。
さて、このラストコーションですが、とにかく印象に残ってるのは、タン・ウェイの目の表情です。とにかく、細かいところで目でいろんな事を見事に演技していたと思う。最初の麻雀のシーンでの怖い目つき、子供ぽい目、不安な目。お見事でした。とてもいい映画だと思うんだけど、タン・ウェイのワンが何故、工作員になった気持ちの描写が見ている側によく伝わりきれてなかったような気がする。ただ、ほんと軽い気持ちで工作員になったのかも知れないけど、そのあとの苦悩をもう少し見せてほしかった。孤独感なども映像では見せてるけどイマイチ見えてこなかった。このへんは、ブロクバックマウンテンのヒース・レジャーの演技が見事だったのか、演出のせいなのか、とても孤独感とかよく出ていたと思う。もっともっと、工作員として入っていくのだから緊張がほしかったかな。それでも、あんな単純で淡々とした映画なのに、見いいってしまうのはお見事と言えばお見事。もう少しサスペンスと言う要素もほしかったかな。
それでも、だんだんイーに気持ちを引き寄せられていくあたりの目の表情はほんとにうまい。その押さえきれない気持ちを国民党の抗日組織の人に告白するところか、映画館で話をするあたりで表現できなかったのかなと思う。
最後は、どうにかなるのかと思う反面、やっぱりかと言うような終わり方。ワンの最後の無表情がなんとも言えなかった。最後の最後まで、ワンの目はお見事でした。

090402

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