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2007年10月

2007年10月30日 (火)

Leopard

会社のマックにLeopardを入れた。かなり話題になっていたOSなので、楽しみにしていたけど、見た感じ大きな変更はないけど、使い勝手はかなり向上している。それにしても、細かい機能がかなりあって、使い慣れるまでかなり時間がかかる気がする。
アプリケーションをバージョンをあげてないせいもあって、いくつか不具合。完全に使えなくなったアプリケーションもあった。バージョンダウンしようかな・・・。


Leopard

2007年10月27日 (土)

取引先と飲み会

半年前に1度計画があったけど、体調不良でのびのびになっていた飲み会。同じ面子での飲み会ではほぼ1年ぶりくらい。当初、地鶏のお店に行く予定だったけど、ここ数ヶ月、ミートホープや比内鶏の問題などで肉はやめようと言う話になって、結局海産物のお店。なんか、自分勝手に好き勝手に頼んでしまって申し訳ない。
その後、スナックにいく予定だったけど、急遽ボーリーングに。ここでもう1人合流してミニボーリング大会。けど、やはり男ばかりのボーリングは盛り上がらないし、さむかった。

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2007年10月21日 (日)

フィラデルフィア美術館展

フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術
東京都美術館
2007年10月10日(水)〜 12月24日(月・休)

たぶん、美術館の感想もこれが最後だと思うんだけど、さすがに二ヶ月も前の事なんで、殆ど記憶が・・・。この展覧会は「安宅コレクション」のあとに見たせいか、あんまり記憶に残ってないです。作品は、ずば抜けて凄い作品はきてなかったけど、そこそこ良いものきていた気がします。フィラデルフィア美術館自体どのくらいの物を持ってるのかわかんないけど、これだけの物を貸し出しできるんなら、相当良いものあるんでしょうね。
やはりルノワールあたりが良かった気がするけど、ブリジストン美術館にあるルノワールの方がいいと思うな。個人的にはドガの「室内」が何とも言えないドラマがあって好き。あと「踊り子」の作品もあったけど、ドガの作品はやっぱりうまいなと思うな。

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ジブリ美術館

三鷹にあるジブリ美術館に行ってきた。三鷹駅から歩こうと思ったら、美術館行きのバスがすぐわかったので、バスに乗る。思った以上にあって歩かなくてよかった。開館15分くらい前についたら、かなりの人が並んでいた。会場内の写真撮影禁止など色々注意を受けて入場。受付で入場チケットがジブリ作品のフィルムになっていた。しかも1枚1枚違うので、前後の人がどんななのかも気になる。ちなみに自分のは「千と千尋の神隠し」でした。
最初の部屋は、アニメーションの歴史をわかりやすく見せてくれる。しかも、すべての展示が子供目線でできているので、大人が見るとしゃがんだりしないとならない。大人も子供の目線に合わせて一緒に見ましょうと言う、これだけでもこの美術館の素晴らしさがわかる。そのあと短編アニメを見た。わずか数十分のアニメーションなのに、このクオリティの高さは驚きです。館内は他に、ジブリのスタッフが好きな童話の話の部屋や子供が遊べる部屋、そしてジブリの作品ができる宮崎駿(かな?)の製作している部屋を再現した部屋などがある。屋上には「ラピュタ」に登場するロボットと石がある。ここは写真撮影可能のようです。おみやげ売り場も激混みで商品を見るのも大変。美術館の横に軽食があるけど、かなり混んでいて食べる事ができなかった。

こうして見ると日本のアニメってやっぱり凄いなと思う。もちろんジブリのような童話のようなアニメと大友克彦や押井守のようなアニメーションの技術を屈指して精巧なアニメを作る人。その人達に続いている今敏など。こうして考えるとやっぱり手塚治の存在があったからなんでしょうね。

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美の求道者 安宅英一の眼

美の求道者 安宅英一の眼 ― 安宅コレクション
平成19年10月13日(土)~12月16日(日)
三井記念美術館

今回、東京で見たかった展覧会の1つ「美の求道者 安宅英一の眼」。三井記念美術館には数年前に1度見たいのがあって着たけど、間に合わなくって2階の「千疋屋パーラ」でお茶して帰ってきた。けど、この時の事は一生忘れないだろうと思う。正直、この安宅コレクションは大阪東洋陶磁美術館に所蔵されてる物なんで、大阪に行けばいつでも見れるのでそんなに人がいないと思ったら大間違いで思っていた以上に人がいて驚き。券を購入するときに親子で見にきていて、陶器なんか見てもわかんないだろうけど、こんな小学校4年くらいでこうゆう優れた名品を見る事ができるなんてうらやましいと思った。
今回は国宝2点に重要文化財11点も展示されていた。けど、実際、その国宝や重要文化財に指定されていない物でも驚くような名品が展示されていて、かなり厳選されて展示されているのがわかる。なにより、青磁の色には驚きました。今まで見たことのある青磁のライティングも悪かったのかも知れないですけど、この展示されていた青磁の色は、本物の中の本物と言う感じで、なんとも言えない微妙な見事な発色でした。世界で数点しかない陶器もあれば、今でも復元できるのかどうかと言われてる陶器などただただ驚き。と言うか、ここ数年陶器の展覧会を意識して見ているけど、今まで見た事もないデザインされた物などあって、大阪に住んでいたら通ってでも勉強したいくらい。
この展覧会、現在の大阪東洋陶磁美術館館長の伊藤郁太郎氏が安宅英一氏と美術品を購入していた時のエピソードを「美の猟犬」と言う本から抜粋して、その陶器がどうゆう経緯で購入されたとか書かれているのも興味深い。
とにかくこの展覧会は見応えがあった。

それにしても、安宅英一氏が安宅産業を通じて購入したこのコレクションは賛否両論でしょうけど、こうして三井グループが当時としては170億くらいの価値があったのを散在する事なく購入してこうして見れるのはうれしい。

帰りの図録とこの「美の猟犬」を買うか迷って図録を購入。その後、札幌の帰ってから「美の猟犬」を見つけたので購入した。

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怪獣と美術

怪獣と美術-成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術-展
2007年 9月 8日(土)~ 10月21日(日)
三鷹市美術ギャラリー

ジブリ美術館の帰りに三鷹の駅前だった事もあって見てきた。それにしても、まさかこんな百貨店の上に三鷹市の美術館があると思わず、迷ってしまった。
この展覧会は、成田亨が作り上げたデザインの原画などを展示してるものでした。それにしても、子供の頃見たウルトラマンの怪獣なんか本気でいると思っていたから、こんな風に改めて1人の人が、これだけ多彩な物を作り上げたと思うとただただ凄いなと思う。どれ1つ見ても個性的であってなんかちょっと憎めない。ある意味、完成されていたんだと改めて思う。結局は、自然界にある物を自分の中で再構築して怪獣にしたんでしょうけど、成田亨の場合、それが何をもとにして作りあげたのかがわからないところに凄い。やはり、今でもバルタン星人(すごい一発変換)をはじめ、カネゴンなど今でも愛される怪獣。


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2007年10月20日 (土)

六本木クロッシング2007:未来への脈動

六本木ヒルズは、ほんと遅くまで開いているのはありがたい。開館した当時は、どうもキュレターの対応など悪くてもう行きたくないと思っていたけど、ここんところ対応も良くなってうれしい限り。
今回、ここの展覧会はあまり知ってるアーティストが展示されていないので、行くのか迷ったんだけど、どっちにしても六本木ヒルズで買い物を頼まれていたついでもあったので見て来た。それにしても、今の日本の現代美術がこんな風になっているのだと、まざまざと見せられた気がする。平面から立体、そして体感できるような作品まで色んなのがあって楽しい。ほんと匂い以外の五感?四感を使って楽しめる展覧会だった。中でも誰のか忘れたけど、版画のなかなか見応えのある作品があった。
それにしても、森美術館は毎回、良い意味で裏切ってくれる美術館です。

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並木藪(そば)

ここ数年何度か並木薮に行くも定休日で食べれなくって、今回はちゃんと定休日を調べて行った。けど、丁度昼時に重なってしまって数人並んでいた。いつも15時とかに行くので、こんなに混んでいるのは初めて。
並木藪と言えば、マンガ「美味しんぼ」にも出てきた老舗。何度か行ってるけど、店に近づいてくるだけで、わくわくしてしまう。もちろんセイロを頼む。ここの蕎麦は、御三家の中では比べ物にならないくらい濃い汁。蕎麦は、少し少なめで4枚は軽く食べれそう。蕎麦に少しだけつけて蕎麦の香りと味を楽しむ。それにしても、この汁美味しいので、そのままそば湯を入れないで飲んでみる。濃いけど、めちゃくちゃうまいです。醤油の味もダシもすべてが主張せず、見事なタレだと思う。やはり、御三家で1番と言う人が多いのがわかります。それにしても、ここにしても東京の老舗のお蕎麦屋さんは、どこに行っても茹ですぎていたりしてなくって、毎回クォリティの高さには感心してしまう。
毎回テーブル席だったけど、今回は座敷だった。数年前にきたときに、怖そうな親爺が、中で新聞を広げて酒を飲んでた。怖い顔してこっちをにらむ。素人がくる店じゃないって言わんばかりに(笑)。そんなことを思い出しながら美味しいお蕎麦を頂いた。

余談ですけど、蕎麦味噌1500円なり

並木藪
東京都台東区雷門2-11-9
電話:(03)-3841-1340 
営業時間:11:00〜19:30
定休日:木曜


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ムンク展

国立西洋美術館
2007年10月06日 ~ 2008年01月06日

国立西洋美術館でやっている「ムンク展」。数年前に、札幌の芸術の森美術館で「ムンク展」をやっていたけど、もちろん規模も質も全然違いました。この国立西洋美術館でのこの「ムンク展」は装飾性としての展覧会と言う事なので、正直そんなによい作品がきてないかと思っていたんですけど、地下のスペースでムンクのアトリエを再現したような展示になっていたのを見ても、この展覧会の質の高さには驚きました。
どうしてムンクと言えば「叫び」が代表作になると思いますが、その同時期に描かれた同じような構図の「不安」「絶望」きていたのには驚きでした。この2作品と「叫び」の3点はムンクのアトリエに飾られていたようなんで、ムンクにしても重要な作品だったんでしょうね。あと作品の中で特によかったのは「マンドナ」でしょうね。これって、版画だと思っていたんですけど、油絵があったのは知らなかったです。それにしても、この作品は何とも言えずいいです。やっぱり、初期の作品は精神的にも病んでいたんでしょうけど、いい作品が多いです。
安定してからは、芸術の森で見たような落ち着いてみれるというか、そんな記憶に残るような強烈な作品は無かったかな。まあ、最初があまりにも強烈なんで、後期の作品を見てると安心すると言うか、そんなに感じなかったかな。
それにしてもこれだけのムンクの作品を持ってきたのは驚きでした。

「ムンク展」の半券で常設展を見る事ができたので、ついでに見て来た。ここの美術館の常設展示を見るたびにだんだんロダンの良さがわかってきた。やはり人間の生々しさをうまく表現していると思う。どうも西洋美術はよくわからなくって、ラトゥールなど世界で数十点しかない作品などあって、この美術館の質の高さがよくわかる。やはりこの美術館の元になった「松方コレクション」がそれだけよい作品を持っていたと言う事でしょう。
ただ今回行って、新館が工事をしていたようで本館のみの展示で印象派などの絵も厳選して展示してあった。モローの絵なんかやっぱりいいです。

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ヨシカミ

並木薮に行ったあと、鰻でも食べに行こうかと思っていたけど、ちょっと趣向を変えて「旨すぎて申し訳ないス!」で有名な洋食の「ヨシカミ」に行くことにした。地図でちゃんと調べて行かなかったので、山勘でなんとかたどりつく。昼時をちょっとすぎた時間だったせいもあってか、並ばずに入ることができた。しかしカウンタ−。メニュー多さに何が美味しいとか何がオススメなのかわからず、回りを見渡すと、数名の人がオムレツを食べていたので、オムレツを頼むことにした。目の前で調理するのをながめていると、あまりにも手際のよさに驚かされるのと、ただケチャップで味付けではなく、色んな調味料が入っているのには驚きでした。ここにきたら絶対カウンターに座ることをオススメしたい。さすがに手間ひまかけてるだけあって、ちょっと時間がかかるけど、ケチャップの味が主張せずあっさりしていて、こんなに美味しいオムレツを食べたのは初めて。
食べてる最中に、どうみて近所に住んでそうなおじさんが小説を持って食べにきた。ヒレと注文しただけで、出て来た。それにしてもうまそうだった。けど、肉類は結構いい値段していた。

ヨシカミ
東京都台東区浅草1-41-4
03-3841-1802
AM11:45〜PM10:30(L.O=PM10:00)
定休日:毎週木曜日
http://www.yoshikami.co.jp/


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大徳川展

2007年10月10日(水)~12月2日(日)
東京国立博物館

自分にとって、東京国立博物館はここは、ディズニーランドなみのテーマパーク。地下鉄の上野の駅をでて上野公園の噴水あたりから、この建物が見えてくるだけでワクワクしてしまう。きっと、ディズニーランドで言うと、舞浜駅が近づいてきて、シンデレラ城が見えてくるのと同じ。この「大徳川展」、尾張・紀伊・水戸の徳川御三家と徳川ゆかりの日光東照宮や寛永寺や増上寺、それに徳川美術館などの宝物を一堂に見れるなんてこの先そうはないでしょう。平成館の2階全部使って展示してるとしたらどんだけの物がきてるんだ・・・。
土曜日という事もあって、開館前20分前に行くともう数50人くらいの人が並んでいた。まずは今回東京に来て見たかった1つの「大徳川展」。チケットを購入して走って平成館に行くも急いで中に入るも凄い人。
この展覧会、3つのテーマに別れていて、最初の「将軍の威光」にある物は、とにかく圧巻です。歯朶具足をはじめ南蛮胴具足などなど。信長は南蛮胴具足を使っていたような話は聞くけど家康も持っていたとは驚きだし、これだけの物があると殆どが「伝」ってつくけど殆どが所用になっていた。たしかに、尾張・紀伊・水戸の御三家が所蔵していたからなんでしょう。それにしても、家康が生きていた時代から散在する事なくこうしてこれだけの物が見れるのは驚きです。この「将軍の威光」で見応えがあるのはやはり刀でしょう。中でも三池光世の太刀は、家康が臨終の際に西国に切り先を向けて置くようにと遺言したと言う刀。刀は見ていて寒気がする。秀吉と家康がうったと言う碁盤。この対戦を見ている側としては気が気でなかったでしょう。探幽の家康を描いた絵が何枚もあったのには驚きでした。それだけ財力もあったって事なんでしょうね。今回の「大徳川展」の1番の目玉はやはり茶器の
初花」と「新田」でしょう。当時の三大茶器のうち2つも展示されている。「新田」の伝承だけでもさらに価値をあげてるんでしょう。こんな物が市場に出回ったらいくらの値段がつくのやら・・・。この茶器、大阪夏の陣の時に、灰塵の中から探し出させて莫大な恩賞を与えたと言う話。絵画では源氏物語絵巻もよかったんだけど、円山応挙の「百蝶図」が見事だった。お花畑に蝶が乱舞してる絵は、見事です。最後の「姫君のみやび」では、婚礼の丁度品などがこれでもか!と言うくらい展示されていた。徳川家から天皇家へ天皇家から徳川家へ。その丁度品の葵の紋と菊の紋のデザインの仕方。これをデザインした人は相当苦労したんでしょうね。菊の紋の大きさから葵の紋の大きさ、対比、上下左右などなど。とにかく、圧巻でした。この先、これだけの物を一同に見る事はきっと不可能でしょうね。

国立博物館にきたら必ず平成館1階にある展示室で、いつもガラガラの「日本の考古学展」を見るようにしてるんだけど、今回は時間がなくって見れなかったのが残念。余談だけど、この「日本の考古学展」を見てると思うんだけど、中で監視してる、おねーちゃん(職員の方)は、あんな土偶に囲まれて怖くないんだろうかと思ってしまふ。自分は嫌だな〜〜〜。司馬遼太郎の「街道をゆく」なんか読んでいると、考古学を勉強したら最高に楽しいと思う。色んなところから出土される土器などを調べて、点を線にして面にできる作業はパズルをとくようにしていくんでしょう。
本館。やっぱり本館は楽しいけど、今回はあまり目玉になるような作品が展示されていなかったのが残念。今回行ってみたら特五室で、仏像の推移が見れる展示をしていた。時間があればゆっくり見たかったけど、時間が無かったので、説明などはパスして仏像がどのように変化してきたかだけを見た。今思うと、かなり細かい説明が書いてあったんでゆっくり見てくればよかったと後悔。
まあ、平成館ですごい展覧会してるせいもあるのかな?国宝室も、そんな記憶に残るような物でなかったし。その中で陶器はいつ行ってもそこそこいいものがある。仁清の茶器はやっぱりいいです。企画展で「大徳川展」をやっているせいか、江戸時代の物を展示してるところに、関連の物を結構展示してあった。展示する気になれば、ここの博物館だけでもどんだけ持ってるんだ?最後に、岸田劉生の1番有名な「麗子像」があった。やっぱり、この絵はいいです。神奈川県立美術館にある「立てる麗子像」もいいけど、個人的にはこっちの麗子の方が好き。近代美術館にある「麗子」も好き。きっと、劉生が本当に愛情を持って描いてるから、あんな風にいい絵になるんだろう思う。
帰りにミュージアムショップに寄ってTシャツを購入して終了。


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岡倉天心 芸術教育の歩み

岡倉天心 芸術教育の歩み
東京芸術大学大学美術館
2007年10月4日(木)から11月18(日)

東京藝術大学創立120周年と言う事で「岡倉天心 芸術教育の歩み」やっていた。たぶん、岡倉天心がおこなった芸術教育がどのように影響を与えたかと言う企画展なんでしょう。それにしても、ここの東京芸術大学大学美術館は毎回期待以上の物ばかり見せてくれる。全く、興味のない企画展ですら、質の高さから圧倒されてしまう。「工芸の世紀」「近代日本の絵画 美意識の形成と展開」今「資料は繋ぐ−名作と下絵・連作」「NHK日曜美術館30年展」「パリへー洋画家たちの百年の夢」。
最初に、この東京藝術大学がどのようにして設立されて岡倉天心がどんな風にして関わってきたのかなどを資料などを含めて展示してあった。中でも高村光雲を教授と招き入れるたときの逸話や学校を運営するにもお金がなかった為に楠正成像を製作した逸話など興味深かった。
余談ですけど、その楠正成像について。
この銅像は現在の愛媛県新居浜市の別子銅山開坑200年で住友家が、宮内省へ楠正成銅像の献納し東京美術大学(東京芸術大学)へ楠正成銅像の製作を依頼したようです。この銅像は別子銅山の銅を100%使用しているそうです。
制作は、岡倉天心が高村光雲を製作主任にして、山田鬼斎、後藤貞行、石川光明によって制作されたそうです。光雲が主に頭部、後藤が馬の部分、山田と石川が甲冑とその他身体部分。そして岡崎雪聲が鋳造を担当。
それにしても日本史上で3本の指に入る銅像じゃないでしょうか?今まで国内の銅像を見て凄いと思ったのは西洋美術館前にあるロダンの「地獄の門」くらい。日本人が制作した物では、これ以上の物を見たことないです。この当時の日本の最高の技術で作られたのがわかる。

さて、それらを踏まえて展示されている絵画などを見る。狩野芳崖の「悲母観音図」は何度見てもいい。遺作と言う事もあるんでしょうけど、狩野芳崖がすべてをかけて描いた神懸かりの絵だと思う。作品を見ていて思ったのが、菱田春草と横山大観の同時期に描かれた絵を見ていると、やはり菱田春草は天才だったと思うな。この頃の横山大観の絵を見てると童子の顔が歪んでいたり(故意にやったのかも知れないけど)、絵も正直そんなにうまいとは思えない。解説にも書いてあったけど、1年で上達してるのはわかる。こうして見ると、本当に横山大観は苦労したんだと思うな。

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2007年10月17日 (水)

安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)”1970-2006

安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)”1970-2006
2007年9月5日(水)~10月22日(月)
国立新美術館

正直、この安齊重男と言う写真家は知らなかったです。それにしても、この展示方法はただただ圧倒されました。ただ、壁に年が書いてあって、あとおびただしい写真の枚数。しかも、写真の説明もなく、どの写真が誰なのかもよくわからない。それでも、この1970年から現代美術を撮り続けてる写真は見応えがあった。写真に説明がないぶん、自分の記憶と時代をおいながら見て行くと本当に面白い。こんな時代に、こんな事をしていたと言う人もいれば、彗星のごとく現れて話題になったけど消えてしまった人。日本の現代美術の歴史を知る事ができる。
その写真の中に、芸術の森やモエレ沼など北海道に関する写真も数点あってうれしかった。こうして見ると、当時としてはそれなりに話題になったんだなと思ったりした。
時間があれば、何時間でも見ていたかった。それにしても、安齊重男氏の人脈のすごさと、行動力にはただただ圧倒です。


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没後170年記念 仙・センガイ・SENGAI —禅画にあそぶ—

没後170年記念 仙・センガイ・SENGAI —禅画にあそぶ—
2007年9月1日(土)〜10月28日(日)
出光美術館

出光の出光佐三氏が、最初に親に頼んで購入したとセンガイ。センガイはこの出光美術館が日本で1番コクションを持ってるのでしょう。今回はその中のどのくらいの物が出展されていたかどうかわかないですが、かなり厳選されていたと思います。
センガイ和尚が、禅を絵画によって伝えようとしたいた絵がとてもユーモラスで見ていて面白い。何の説明がなくって、1枚の絵を見て何が言いたかったのか考えると言うのも面白いかと思った。中でもカエルの絵などは、とても愛嬌があってデザインとして今でも通用すると思う。このポスターの絵もユーモラスでありながら、ちゃんと禅の意味を伝えようとしているのは、子供でも楽しめると思う。
代表作というのかな、○△□はかつて出光佐三氏が「宇宙」と言ったようですけど、たしかに「禅」のすべてをこの3つで表現している感じがした。
それにしても、かなりの展示数でびっくりでした。それと、センガイが描いた硯なども展示されていて、ゼンガイがどのような物を描いたなどセンガイの人柄もわかる展覧会でした。

併設で「陶片に遊び、そして学ぶよろこび」と言うのもやってました。ちょっと時間がなかったので、ざーっとしか見れなかったのですが、こうゆう地道な作業が、陶磁器のルーツは技法などをさぐる手がかりになるんでしょうね。永仁の壷で陶磁器の世界からいなくなってしまったけど、小山冨士夫のした仕事ってやはり凄い事だと思う。

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セザンヌ 4つの魅力

セザンヌ 4つの魅力ー人物・静物・風景・水浴ー
2007年10月 6日(土)-2007年11月25日(日)
ブリヂストン美術館

美術館にいくようになって、数十年たつけど、未だにセザンヌに魅力がわからない。そんなんで、このブリヂストン美術館の企画展示で、少しはセザンヌの魅力がわかるのかと期待して見に行った。
しかし、やはりセザンヌの魅力はよくわからない。ここには展示されてなかったけど、リンゴの静物がなどは、完璧な遠近法を無視しながらも「自然を円筒形と球形と円錐形とによって扱い、すべてを遠近法のなかに入れなさい…」と言っている。これって、やはりキュービズムの原点である事は間違いないんでしょう。セザンヌの作品展数は、ほんと少ないです。しかし、セザンヌから影響を受けたろう作品で構成されていたのもなかなか面白いです。これって、本当に影響受けてるのかな?と思いながら作品を見ていると、だんだんなるほどと思える部分が浮かびあがってくる。
それにしても、いつになったらセザンヌの魅力がわかるんだろう・・・。

そして常設展示。ここと出光美術館は、本当によい物をいつも展示してくれる。しかも「ぐるっとパス」を使うとこの2つの美術館は無料で見る事ができるのは、企業がその得た利益をこうして還元してくれるのは、感謝です。
相変わらず、良いものを展示してました。今回に行ってコローのいい作品を持ってるのに気がつきました。風景にしても人物画にしても、コローの作品の中でもかなりいいものじゃないかなと思う。日本の絵画もほんと充実していると思う。しかも、安井曾太郎、藤島武二、岡鹿之助にしても代表作がこれだけあると見応えがある。青木繁の作品なんか見てると、自信に満ちあふれてる感じがする。それにしても、やっぱりうまいと思う。個人的には佐伯祐三の作品は好き。

ここの出品リストはカラーでお金かかってる。それに、1階の映写室で、近代絵画の作品の説明を流してくれるのはうれしい。現代美術はやはり難解なんで、勉強になる。

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ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

国立新美術館の中にあるブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ。建築家の黒川紀章氏が円錐を好んで取り入れたと言う事で、その逆円錐の3階にあるミシュランの三ツ星のポール・ボキューズ氏の世界で初めて出店したのが、「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」。美術館内にあると言う事もあって、おフランス料理だけどランチは気軽に入る事のできる。11時30分頃行ったら、お金持ちそうのマダムだらけで長蛇の列になっていた。数十分待つと突然列が動き出したと思ったら、整理券を配り始め、1時間後にと言う事になったので先に美術館を見る事に。それにしても、こうゆうサービスはいいですね。企画展の他に公募展とかもあるので、時間つぶしができる。
ランチのコースはたしか2種類あったけど、安い方は本日終了していたので、高い方を頼む事に。基本的に前菜、メインディシュ、デザートとどれも3種類くらいあって選べるのはうれしい。その中にちょっと金額をアップするメニューもあった。さすがにチョイスできるから、待っている間隣のマダムの食べてるものが気になってしまふ。それにしても、どれも美味しかったです。さすが三ツ星です。

ここのスタッフの方、近寄らず遠からずでとても距離感がよかったです。細かい事にも親切にしてくれるし。ただ、最後に飲み物を追加で頼んだら、かなり待ちました。混んでいる事もあるんでしょうけど、飲み物は先に注文したほうがいいようです。

フランス料理なんて生まれてこのから両手くらいしか食べた事ないんですけど、ここのフランス料理は本当美味しかったです。ポール・ボキューズ氏の繊細な味と色彩を味わう事ができました。

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
国立新美術館内3階
ランチ 11:00~14:30(L.O.)  ティータイム 15:00~17:00(16:30 L.O.)
ディナー 18:00~22:00(20:30 L.O.
03-5770-8161

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フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
2007年9月26日(水)~12月17日(月)
国立新美術館

フェルメールの代表作の1点「牛乳を注ぐ女」を見たくて東京に行ってきました。世界で30数点しかないと言われてるフェルメールの中でも3本の指に入るであろう「牛乳を注ぐ女」。それにしても平日の昼間なのに凄い人でした。
数点ですがヤンステーンの作品があった。この時代のオランダの風俗画家の中では抜きん出ていたと思う。卓越した描写力と構図はなかなか見応えがあった。版画も結構きていたけど、正直どれもそんなに変わらないので、パラパラと見てしまった。フェルメール作品が最後かと思ったら、なんと中間にあるじゃないですか。この為に単眼鏡を持って行ったんだけど、やはり桁違いの作品。とにかく作品がシャープで奇麗。写真で見ると乱反射している部分があるけど、実物はそうでもない。ラピスラズリーの青も凄いけど、女の人の頭に巻いた白い布の描写が見事でした。この作品の説明にもあったけど、X線で頭の上の方に地図か何か描かれた跡があるとの事。左側の余白は厚塗りした感じで何かのぺらとしてるような気がする。これって、地図を消す為に厚く塗ったせいなのかな?と思ったりしたけど、その壁の質感と言うか厚塗りし感じをしてるせいで、風俗画としてリアルに感じてしまう。左側の余白もギリギリで押さえてる構図も見事。あと数ミリ狂ってくるとかなりいびつな構図になった気がする。ほんとギリギリだと思う。個人的には数年前に見た、画家のアトリエの方が作品としては完成されてると思うけど。
今回の展覧会でオランダの風俗画家のどのくらいのレベルの作品がきているかわからないけど、フェルメールの技量は、桁違いというか、もの凄いレベルにあったのかわかる。ただただ、圧巻でした。


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2007年10月15日 (月)

誕生日

また1つ歳をとってしまった。なんか、正直、生きていて楽しいと思える事もなく、好きな人を傷つけて、別れて本当に大切だった人だと気がついたり、こんな歳まで何をしてきたんだろうと思う。30歳くらいまでは、なんとなく人生の先が見えていた気がするけど、それから1年どころか数ヶ月先も全く見えない。
今まで何度も何度も自殺しようかと考えた。親爺の知り合いが先日、遊びにきて息子が自殺した話をしたそう。そのあと、ある人と電話で話をしていて、どんなにバカでも元気でいてくれる事が1番と言っていた。生きるのも死ぬのも大変。
大殺界だったこの1年。これから、先どうなるんだろう・・・。

2007年10月14日 (日)

キングダム 見えざる敵

原題 THE KINGDOM
製作年度 2007年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 110分
監督 ピーター・バーグ
製作総指揮 サラ・オーブリー 、ジョン・キャメロン 、メアリー・ペアレント 、スティーヴン・シータ
脚本 マシュー・マイケル・カーナハン
音楽 ダニー・エルフマン
出演  ジェイミー・フォックス 、クリス・クーパー 、ジェニファー・ガーナー

マイケルマン製作なんで見て来た。劇場には、なんとおっさんしかいないと言う、状況。
こうゆう政治絡みの映画で冒頭のような簡単な状況説明は、ありがたいんだけど、途中から急に説明が雑になってきてわかりずらい。それでも、大まかにアメリカとサウジアラビアとの関係がなんとなくわかるのはうれしい。けど、登場人物が多いのと、役職と字幕が同時に出てくるので、どのくらいの人物かわかりずらい。しかも、そのあと映画の中で絡んでこない人間だったりする人もいるし・・・。マイケルマンのようにハンドカメラを多用してリアルな映像を撮ろうとしていたのかも知れないけど、手ぶれしすぎで見づらいシーンが多かった。
話は、意外に単純だったのが残念かな。もっともっと複雑に黒幕がいて、中東の暗の部分を出してほしかった。それでも最後は悪の連鎖を見せてくれたのは、なかなかよかった。ちょっと期待しすぎたせいか、イマイチかな。

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2007年10月11日 (木)

内藤大助vs亀田大毅

取引先の人と、焼肉屋さんで見ていた。それにしても酷い試合だったと思う。レフェリーが見えないとこでの反則も映像に映っていたし。あれだけ大口叩くなら、世界戦と言う権威のあるとこで戦ってるんだから、クリーンな戦いをしてほしかったかな。少なくても、亀田兄弟は、兄の興毅の疑惑の王者になったあたりから、亀田家の対応があまりよくなくて、世の中を敵に回しすぎたと思う。それに、そのあと以前よりまして、大口を叩くようになったのは、とても残念。亀田も強い選手だと思うし、ほんともったいない。ここで負けた場合、引退して芸能界と言う噂も聞いたけど、試合前のあんな態度じゃ、沢尻問題もあって使えないでしょう。
それにしても内藤大助はあれだけのプレッシャーの中でほんとよく勝ってくれたと思う。今日の朝ズバでも言ってたけど、試合はやってみないとわからないし。ほんと、久しぶりにここまで応援してボクシングを見たのは初めてと言うくらい釘付けになって見た。ありがとう言いたいです。
ガッツ石松のコメントが聞きたいな。ボクシングではガッツのコメントはほんと正論のような気がする。

2007年10月 9日 (火)

ジグソーパズル 2000ピース

2000ピースのジグソーパズル。正直、めちゃくちゃ難しいです。色の振り分けだけでの2000個もあるんで、大まかに分けてそれをまた細分化するので、もの凄い時間がかかってしまう。その間に端のピースがあればそれのよけていくとんで、とっても大変。この量たるやほんとにめちゃくちゃ大変でした。当分ジグソーパズルはしたくないよ・・・。


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2007年10月 3日 (水)

マックグリドル

朝マックと言えば、いつもソーセージマフィンを頼むけど、マックグリドルのソーセージ&エッグ・チーズを食べてみた。これは、なんだ?なして、甘い?メイプルシロップか!甘さがちょっとちょっと強くって、ソーセージやチーズの味があんまりしない、お菓子のような何だ不思議な味。個人的には、この甘さは好きになれず。


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2007年10月 2日 (火)

Oscar Peterson & Dizzy Gillespie

オスカーピーターソンとデイジーガレスピーの名盤。このCDここ数年探していたけど、売ってなかった。紙ジャケで一時販売になったけど、買いそびれてしまって、半分諦めていたら、アマゾンであったので即購入。数年前に調べた時なかった気がするんだけどな・・・。
ジャズについて語るなんて20年早いと思うけど、オスカーピーターソンって、マイルスディビスなどの本流とはちょっと外れているけど、確実に大きな足跡を残した偉大なジャズプレイヤーだと思う。数年、来札した時に聞きに行ったけど、この頃とは全く違った。左手は殆ど動かず、早い弾きなどできないけど、涙が溢れるくらい感動する演奏だった。この頃のピーターソンは、1曲目のキャラバンなんか早弾きでかっこよすぎる。ガレスピ−との息もばっちり合っていて、お互い挑発しながら感覚で弾きまくってる感じ。
ジャズの歴史をつくった巨人がだんだんいなくなっていく。わずか数十年前まで、そんな巨人たちが普通に巨人同士で演奏していたと思うと、凄い贅沢な時間だったんだな。しかもそれが当たり前だった。来週、札幌でそんな巨人達と演奏してきた第二世代のハービーハンコック、ロンカーターなどくる。チケット買ったけど、行けなくなってしまった。もうこんな面子で生で聞ける事なんてないだろうな。

071010

2007年10月 1日 (月)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
製作年度 2007年
製作国・地域 日本
上映時間 98分
監督 摩砂雪 、鶴巻和哉
原作 庵野秀明
脚本 庵野秀明
音楽 鷺巣詩郎
出演 緒方恵美 、林原めぐみ 、三石琴乃 、山口由里子

映画の日だってので、エヴァンゲリオンを見てきました。社会現象までになったエヴァンゲリオンですが、テレビ放映の時は1話も見た事なかったので、レンタルで借りてきて数話見ました。数話しか見てないですけど、よく描いているなと思った。少なくても、この映画の声優を見るだけでも、このアニメが声優と言う今まであまり評価されなかったとこや、オタクと呼ばれる新しい文化を生んだでしょう。それだけでも、この映画はガンダムなどに並ぶアニメだと思う。
さて、映画ですが、テレビアニメを見た人も楽しめると言う事あって、自分が借りてみた話を完全にだぶっていても十分に楽しめる事ができた。戦闘シーンなどもかなり力を入れて描いたと言うだけあって、戦闘シーンや背景のクォリティの高さはジャパニメーションの最高峰である事は間違いないでしょう。現在の日本のアニメでセル画を使っているのは、サザエさんくらいで、どこまでをCGと言うかわからないけど、とにかく、細部までかなりこだわって描いているし、人物の個性も見事に描いてるのは、日本のアニメの凄いとこだし庵野秀明の凄いとこだと思う。最近のハリウッド映画には、個々の個性まで描ききれる監督はほんと少ないと思う。これだけの話を1時間30分にまとめきって「序」として完結してるのは見事だと思う。ただ、個人的にはやはり主役の男の子に感情移入ができなかったのがちょっと残念かな。どうしてそこまで葛藤するのかちょっと演出が弱かった気がする。
こうゆういい作品を見るとガンダムを見たくなる。

091001

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