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2007年4月16日 (月)

小さな幸福

角田光代
講談社
131P
ISBN 978-4-06-275644-0

どんよりした毎日の中で、この本の題名に惹かれて買った。この本は、1番記憶に残っているデートの話をリレーのように繋がっていく小説。
この本の中で高野京子のエピソードの明太子パンを食べた話を読んでいてなんか泣けてきた。「自分の人生の中の最高なときで、あとはずーっと下り坂なのかもって」。この先、自分の良いところも悪いところすべて受け止めてくれる人なんてこの先現れるとは思えない。ただただ、長い長い下り坂を確実に転がり落ちていってる気がする。幸せってほんと些細な事なんだろうな。
角田光代があとがきに「だれかを思い、その思いが一瞬触れあい、ときとしてすれ違い、すれ違ってもしかし心に何ごとかを残す。けして消えることのない灯火みたいに。無駄なこは何ひとつなく。あるいはすべて大いなる無駄である。無駄なような無駄でないような、そこからしか知り得ないことのなんと多いことか。」そんな風に話ができるような人が現れるのかって思う。高橋ジョージの「ロード」も「何でもない事が幸せだったと思う」と言ってるのを思いだした。

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